リトル・ヴェニスLittle Venice
2本の運河が出会う水面から、カムデンまで船で行ける
- 料金
- 大人 散策は無料(カムデンまでの水上バスは片道£13前後) / 子ども 散策は無料(水上バスに子ども料金あり)
- 所要時間
- 30分(水上バスを使うなら1時間30分)
- 最寄駅
- Warwick Avenue 徒歩3分
- 開館時間
- 常時開放(水上バスの運航時刻は季節で変わる)
料金・開館時間は変更されることがあります。訪問前に 公式サイト で最新情報をご確認ください。
パディントンの北、グランド・ユニオン運河とリージェンツ運河が合流する一帯。柳の下に色を塗った細長い船(ナローボート)が並び、水上の住居として人が暮らしている。ここからカムデン・ロックまで、リージェンツ・パークとロンドン動物園の脇を抜ける水上バスが出ており、片道およそ50分の船旅になる。曳舟道を歩いて辿ることもできる。地下鉄なら10分の距離を、水面から1時間かけて見ることになる。
このページの内容
着いてからの歩き方
リトル・ヴェニスに着いたら、この順に見ていくと迷いません。
- 到着
ウォリック・アヴェニュー駅から3分で水面に出る
駅を出て南へ歩くと、すぐに柳の並ぶ水辺に着きます。2本の運河が合流する三角の水面で、中央の小島がブラウニングズ・アイランドです。散策そのものは無料で、一周するだけなら30分で足ります。
- コツ
カムデンまでの船は季節で本数が変わる
水上バスがカムデン・ロックまで出ています。片道およそ50分。ただし冬季は便数が減り、運休する日もあります。乗るつもりなら、行く前に運航日と時刻を公式で確認してください。桟橋は水面の東側です。
- 見どころ
動物園の中が、船から見える
航路はリージェンツ・パークの北縁を通り、ロンドン動物園の敷地を横切ります。船の上から囲いの中が見える区間があります。地下鉄なら10分の距離を50分かけて行くことになりますが、その50分でしか見えないものがここです。
- 見落としやすい
船に住んでいる人たちの決まり
並んでいる細長い船はナローボートといい、多くが人の住まいです。安いほうの許可には2週間ごとに船を動かす義務があるので、同じ場所を何度歩いても同じ船には出会いません。生活の場なので、窓を覗き込まないこと。
- コツ
歩いても行ける。ただしトンネルで迂回する
曳舟道が続いていて、カムデンまで徒歩1時間ほどです。ただし途中のメイダ・ヒル・トンネルには曳舟道が無く、地上へ上がって迂回します。かつては船頭が仰向けに寝てトンネルの壁を足で蹴りながら船を進め、馬だけが丘の上を歩いた区間です。
- コツ
パディントン駅から徒歩10分
ヒースロー・エクスプレスで着いた日の午後や、出発前に時間が余った日に組み込みやすい場所です。ただし荷物があると曳舟道は歩きにくいので、その場合は水辺を眺めるだけにしておくほうがよい。
ナポレオンと戦っている最中に掘られた運河
リージェンツ運河は1812年に着工し、1820年に開通した。ロンドンの北を弧を描いて回り、パディントンの水路とテムズのライムハウスを結ぶ。目的は物資の輸送である。鉄道はまだ無く、石炭と建材と食料を、馬に曳かせた船で運ぶための水路だった。
推進したのはトマス・ホーマーという実業家で、設計に深く関わったのがジョン・ナッシュ——リージェント・ストリートとリージェンツ・パークを手がけた、あの建築家である。運河がリージェンツ・パークの北縁を掠めているのは偶然ではなく、ナッシュの都市計画の一部だった。
その運河がグランド・ユニオン運河と出会う合流点が、この一帯である。「リトル・ヴェニス」という呼び名は後世のもので、ロバート・ブラウニング——19世紀の詩人で、近くのウォリック・クレセントに20年以上住んだ——が言い出したとされる。水面の中央にある小島がブラウニングズ・アイランドと呼ばれているのはそのためである。バイロンが先だという説もあり、決着はついていない。
鉄道の登場で、貨物輸送としての運河は廃れた。船が戻ってきたのは20世紀の後半で、こんどは住居としてである。
船に住むという選択
水面に並んでいる細長い船はナローボートという。運河の閘門の幅に合わせて、幅が2メートルほどしかない。もとは貨物船で、いまはその多くが人の住まいである。
ロンドンの家賃が上がるにつれて、水上生活者は増えた。係留の許可には2種類ある。決まった場所に留まれる年間の係留権は数が限られていて高い。もう一方の「継続巡航」の許可は安いが、2週間ごとに船を動かす義務がついてくる。同じ場所を何度も歩いても同じ船に出会わないのは、多くがこの2週間の縛りの中で移動しているからである。
この一帯からは水上バスが出ている。行き先はカムデン・ロックで、途中リージェンツ・パークの縁とロンドン動物園の脇を通る。動物園の区画では、船の上から囲いの中が見える。片道およそ50分。地下鉄なら10分の距離を、その5倍の時間をかけて水面から眺めることになる。
歩いても行ける。曳舟道(towpath)が続いていて、徒歩なら1時間ほどである。ただし途中のメイダ・ヒル・トンネルには曳舟道が無く、地上へ上がって迂回することになる——かつては船頭が仰向けに寝て壁を足で蹴りながら船を進め、馬だけが丘の上を歩いて回った区間である。
豆知識
- 水上バスは冬季に便数が減る。行く前に運航日を確認すること
- 5月上旬の連休にはカナルウェイ・カヴァルケードという水上の祭りがあり、数百隻が集まる
- 係留地の一角に人形劇を上演する船(パペット・シアター・バージ)がある。上演日は限られる
- 曳舟道は自転車も通る。狭いので、写真を撮るときは道の端に寄ること
- パディントン駅から徒歩10分。ヒースロー・エクスプレスで着いた日の午後に組み込みやすい
- カムデン側から乗って、こちら側で降りることもできる。混み具合はカムデン発のほうが激しい
場所とアクセス
みんなの口コミ
リトル・ヴェニスを訪れた感想や、これから行く人に役立つコツがあれば教えてください。
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