Metamorphosis of Narcissus
サルバドール・ダリ, 1937年
テート・モダン Media Networks (Room 2)

スペイン出身のシュルレアリスト画家、サルバドール・ダリ(1904-1989)による1937年の作品です。本作はローマ詩人オウィディウスの詩『ナルキッソス』に着想を得ています。ナルキッソスは水面に映る自分自身の姿に恋をし、報われぬ愛に嘆いて花へと変わったとされます。
ダリ自身も同名の詩を添えて展示しており、絵画と文学が融合することで心理的・感情的深みが増しています。近年の研究では、この作品が詩人フェデリコ・ガルシア・ロルカの死後の感情的動揺や、妻ガラとの絆の強化をも示唆していると考えられています。