フォース・プラインス(第4の台座)The Fourth Plinth
ロンドンで最も注目される、入れ替わる公共アート
- 料金
- 無料
- 所要時間
- 5〜15分
- 最寄駅
- Charing Cross
- 開館時間
- 常時開放 (屋外の彫刻)
料金・開館時間は変更されることがあります。訪問前に 公式サイト で最新情報をご確認ください。
フォース・プラインス(第4の台座)は、トラファルガー広場の北西角に設置された、英国で最も注目度の高い公共アート展示スペースです。本来はウィリアム4世の騎馬像を置くために19世紀に建設されましたが、資金不足により150年以上空白のまま残されました。現在はロンドン市長主導の公式プログラムにより、期間限定で現代アーティストの作品が展示され続けています。展示作品は数年ごとに入れ替わり、政治・歴史・社会問題を鋭く反映することから、ロンドンの「いま」を象徴するアートスポットとして高い評価を受けています。
このページの内容
着いてからの歩き方
フォース・プラインス(第4の台座)に着いたら、この順に見ていくと迷いません。
- コツ
作品は数年ごとに入れ替わる
トラファルガー広場の北西の台座には、恒久的な像がありません。2〜3年ごとに現代作家の新作が載る仕組みで、行く時期によって何があるかが変わります。何が載っているかは訪問前にロンドン市の公式ページで確認してください。無料で、24時間見られます。
- 見どころ
2026年9月に交代する
2024年から載っているテレサ・マルゴジェス『Mil Veces un Instante』は、トランスジェンダーやノンバイナリーの人々726人の顔を石膏で型取りした作品です。これが2026年9月に、チャバララ・セルフ『Lady in Blue』へ入れ替わる予定。またぐ時期に行く人は、どちらが見られるか調べておくとよいです。
- 見どころ
150年以上空いていた台座
1841年に馬に乗ったウィリアム4世の像を載せる計画で作られましたが、資金が尽きて空のまま放置されました。1999年に現代美術を載せる試みが始まるまで、150年以上空いていたことになります。他の3基には軍人と王の像が載っているので、ここだけが未完成でした。
- 見落としやすい
他の3基と比べてみる
同じ広場の他の台座には、19世紀の将軍や王が古典的な姿勢で立っています。その隣で、現代の作家が「誰を記念すべきか」を問い直す作品を載せる——この対比こそがこの企画の意図です。4基をまとめて見ると仕掛けが分かります。
予算が尽きたまま、170年空いていた台座
トラファルガー広場の四隅には彫像の台座が置かれている。うち3つにはジョージ4世、チャールズ・ネイピア、ヘンリー・ハヴロックが立っているが、北西の1つだけが空である。
設計者チャールズ・バリーは1841年、ここにウィリアム4世の騎馬像を置く計画だった。像は作られなかった。理由は単純で、資金が足りなかったからである。そのまま何を置くかの結論が出ず、台座だけが150年以上放置された。
ロンドンの一等地で、これほど長く用途が決まらなかった構造物は珍しい。誰の像を置くかが決まらなかったのではなく、決めようとするたびに合意が取れなかった、という経緯が続いた。
空白を埋めずに、使い続けるという結論
1998年、王立芸術協会が現代彫刻3点を期間限定で置く企画を始めた。恒久的な像を選ぶのではなく、定期的に入れ替えるという発想だった。
2003年からはロンドン市(GLA)が引き継ぎ、委員会が作家を選ぶ方式が定着した。台座は「まだ埋まっていない場所」ではなく、現代美術の常設の発表枠になった。歴史上の軍人を顕彰する3つの像の隣で、今の作家の作品が数年ごとに入れ替わる。
結果として、この空白は英国で最も注目される現代美術の舞台の一つになっている。予算不足という偶然が、170年かけて別の価値に転じた例である。
豆知識
- 作品は数年ごとに交代する。訪問時に何が乗っているかは事前に確認したほうがよい
- 過去にはマーク・クインの『Alison Lapper Pregnant』、デイヴィッド・シュリグリーの『Really Good』(異様に長い親指を立てた手)などが置かれた
- 台座の高さは約5メートル。見上げる位置にあるため、作品は下から見られることを前提に作られる
場所とアクセス
みんなの口コミ
フォース・プラインス(第4の台座)を訪れた感想や、これから行く人に役立つコツがあれば教えてください。
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