リッチモンド・パークRichmond Park
600頭超の鹿が放し飼いにされた、ロンドン最大の公園
- 料金
- 無料
- 所要時間
- 2〜3時間
- 最寄駅
- Richmond 徒歩25分(またはバス)
- 開館時間
- 7:00〜日没(夏季)/7:30〜日没(冬季)
料金・開館時間は変更されることがあります。訪問前に 公式サイト で最新情報をご確認ください。
ロンドン最大の王立公園。チャールズ1世が1637年に約2,500エーカーを塀で囲って鹿の猟場にしたのが始まりで、今も600頭を超えるアカシカとダマジカが放し飼いにされている。国立自然保護区でもある。園内のキング・ヘンリーズ・マウンドからは、16キロ離れたセント・ポール大聖堂が法律で保護された視線の先に見える。
このページの内容
着いてからの歩き方
リッチモンド・パークに着いたら、この順に見ていくと迷いません。
- コツ
鹿には50メートル以上近づかない
600頭を超えるアカシカとダマジカが柵なしで放し飼いにされています。野生動物なので、公園側は50メートル以上離れるよう求めています。とくに9〜11月の交尾期と5〜7月の出産期は気が立っており、突進された事例があります。餌をやらないこと、犬を放さないこと。
- 見どころ
キング・ヘンリーズ・マウンドからの視線
園内の小さな塚から東を向くと、樹木の間の細い切れ目の先に、16キロ離れたセント・ポール大聖堂のドームが見えます。この眺めは保護された景観として指定され、視線上に高い建物を建てられません。見えているのは大聖堂というより、それを守る都市計画の意思のほうです。
- 見どころ
イザベラ・プランテーション
園内にある囲われた庭園で、春はツツジとシャクナゲが咲きます。広大な原野の中に、ここだけ手を入れた庭がある構成です。公園の他の場所とは景色が別物なので、時期が合えば寄る価値があります。
- 到着
広すぎるので移動手段を決める
ロンドン最大の王立公園で、端から端まで歩くと数時間かかります。門が複数あり、どこから入るかで見られるものが変わります。自転車の周回路があり、レンタルもあります。リッチモンド駅からは徒歩25分ほどかかるので、バスを使う手もあります。
- コツ
日没で門が閉まる
車両用の門は日没時刻に閉じます。歩行者は通れますが、暗くなると起伏のある未舗装路で足元が見えなくなります。街灯はほとんどありません。冬は日没が早いので、戻る時間を逆算してください。
塀で囲った王と、通行権を訴えたビール醸造業者
1637年、チャールズ1世がリッチモンドの丘一帯約2,500エーカーを囲い、アカシカとダマジカの猟場にした。囲いには8マイルに及ぶ煉瓦の塀が築かれている。
これは地元では歓迎されなかった。共有地として使ってきた土地が、塀一つで立ち入れなくなったからである。反発を受けて王は歩行者の通行権を認めたが、その後の管理者は次第に立ち入りを制限していった。
決着をつけたのは1758年、リッチモンドのビール醸造業者ジョン・ルイスが起こした裁判だった。この訴訟で歩行者がいつでも通行できる権利が確認され、管理者による締め出しは覆される。個人が王室の管理者を相手取って公共のアクセスを守った例として記録されている。
現在この公園を誰でも自由に歩けるのは、この判決の帰結である。
16キロ先の大聖堂が、法律で守られている
園内のキング・ヘンリーズ・マウンドという小さな塚から東を向くと、樹木の間に切り取られた細い視界の先に、セント・ポール大聖堂のドームが見える。距離はおよそ16キロある。
この眺めは偶然残っているのではない。保護された景観(protected vista)として指定されており、この視線上に高い建物を建てることが規制されている。ロンドンには同種の保護された視線が複数あり、都市の高層化が進む中で特定の眺めだけが法的に守られている。
したがってここで見えているのは、大聖堂そのものというより都市計画の意思である。何百年も前の眺めを、規制によって現在まで維持しているという事実のほうが、この場所の見どころにあたる。
鹿は今も600頭を超える規模で放し飼いにされている。柵はなく、歩道のすぐ脇にいることも多い。
豆知識
- 鹿は野生動物である。特に9〜11月の交尾期と5〜7月の出産期は気が立つ。50メートル以上離れるよう公園側が求めている。餌をやらないこと
- 面積が広く、端から端まで歩くと相当な時間がかかる。自転車での周回路がある
- イザベラ・プランテーションという庭園が園内にあり、春はツツジとシャクナゲで知られる
場所とアクセス
みんなの口コミ
リッチモンド・パークを訪れた感想や、これから行く人に役立つコツがあれば教えてください。
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