BBCテレビジョン・センターBBC Television Centre
英国テレビ文化の聖地から、最先端の複合施設へ
- 料金
- 無料
- 所要時間
- 15〜30分
- 最寄駅
- Wood Lane駅 徒歩1分
- 開館時間
- 外観のみ (スタジオの一般見学は不可)
料金・開館時間は変更されることがあります。訪問前に 公式サイト で最新情報をご確認ください。
BBCテレビジョン・センターは、1960年に開設されたBBCテレビ部門の本拠地で、イギリス放送史を象徴する存在です。『ドクター・フー』や『フォルティ・タワーズ』など数多くの名番組が制作され、建物自体もグレードII指定の歴史的建造物として知られています。2012年にBBCが施設を売却して以降、現在は放送スタジオとしての役割を終え、飲食・宿泊・映画館などを備えた再開発エリアとして生まれ変わりました。テレビ制作の現場は見学できませんが、英国メディア史の重要地点として外観や周辺散策を楽しむ価値があります。
このページの内容
着いてからの歩き方
BBCテレビジョン・センターに着いたら、この順に見ていくと迷いません。
- コツ
スタジオ見学はできない
BBCは2012年にこの施設を売却し、放送局としての一般公開やスタジオツアーは行われていません。現在はレストラン、映画館、ホテル、住宅が入る複合施設です。「BBCの中を見る」つもりで行くと期待が外れるので、建物を見に行く場所だと割り切ってください。敷地内の散策は無料です。
- 見どころ
ドーナツと呼ばれる建物
1960年開設。中央の円形の中庭をぐるりとスタジオが取り囲む構造で、その形から「ザ・ドーナツ」の愛称で呼ばれてきました。スタジオ間の移動を最短にするための設計です。中央のリング部分とスタジオ1はグレードII指定の歴史的建造物になっています。
- 見どころ
中庭の金色のヘリオス像
モザイク敷きの円形中庭の中心に、高さ3mの金色の像が噴水とともに立っています。T.B.ハクスリー=ジョーンズ作のギリシャ神話の太陽神ヘリオスで、テレビの光が世界に放射されることを表しています。噴水の下に横たわる2体は「音」と「映像」——テレビを構成する2要素です。開設時の1960年からここにあり、修復を経て戻されました。
- 見落としやすい
ここで作られた番組
『ドクター・フー』『フォルティ・タワーズ』『モンティ・パイソン』など、英国のテレビ史を作った番組の多くがこの建物で撮影されました。いまレストランになっている場所が、かつてどんな場面を生んだのかを想像しながら歩くのが、この場所の楽しみ方です。
- コツ
ホワイト・シティまで行く価値があるか
ロンドン西部、ホワイト・シティ駅(セントラル線)から徒歩数分。中心部からは離れており、建物を見る以外にすることは多くありません。BBCや英国のテレビ文化に思い入れがある人向けの場所です。
封筒に描いた「?」が、そのまま建物になった
建築家グレアム・ドーバーンは、ロンドン西部ウッド・レーンの変形した敷地に、テレビ放送のための施設をどう配置するか悩んでいた。思案の途中で封筒に描いたクエスチョンマークが、そのまま配置の答えになった。この封筒はBBCの文書館に残っている。
実際に建った建物は、この形をほぼなぞっている。丸い部分が中央の円形棟——通称ドーナツで、技術部門、出演者用の設備、事務室が入る。そこから伸びる直線部分にスタジオが並ぶ。中央の円を囲んで各スタジオへ最短で行ける配置で、番組制作の動線として合理的だった。
1960年6月29日開業。世界で最初期の、テレビ放送専用に設計された大規模施設の一つである。以後2013年まで、BBCテレビの本拠として機能した。
放送局が去っても、スタジオは残った
2012年、BBCはこの施設を2億ポンドで売却した。番組制作の拠点はブロードキャスティング・ハウスやサルフォードへ移り、2013年に本拠としての役目を終えている。ニュースの最終放送が流れた日は、英国の視聴者にとって一つの区切りだった。
その後の転用が単純な取り壊しにならなかった点が、この建物の特異なところである。改修後の敷地には住宅とオフィス、ホテル、映画館が入った。同時に、スタジオ3室が現役のまま残された。最大のTC1を含む。
TC1は総選挙特番、『チルドレン・イン・ニード』、『ストリクトリー・カム・ダンシング』が作られてきた部屋である。2017年9月1日に改修を終えて放送用の設備が入り直し、現在も番組収録に使われている。住民が暮らす建物の中で、テレビの生放送が続いている構成になっている。
豆知識
- 中庭の噴水の中央に立つ金色の像は、ギリシャ神話の太陽神ヘリオス。電波の放射を象徴するとされ、放送の中継映像でしばしば映り込んできた
- 円形棟の内側の廊下は延々と続く円環で、方向感覚を失いやすいことが出演者の間で語り草になっている
- 見学は一般開放ではなく、公開収録の観覧やイベント時の入場が中心になる
場所とアクセス
みんなの口コミ
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