Prince Baltasar Carlos in the Riding School
ディエゴ・ベラスケス, 1640–1645頃
ウォレス・コレクション Great Gallery

『馬術学校のバルタサル・カルロス王子』は、ディエゴ・ベラスケス工房によって1640–1645年頃に描かれた王子の馬上肖像です。
作品は、スペイン王位継承者であるバルタサル・カルロス王子が優れた騎手として馬にまたがる姿を描いています。馬術の熟練ぶりは、将来の統治能力を象徴するものと解釈されています。
舞台はマドリード郊外のブエン・レティーロ宮殿にある王子の居室前で、通常の宮廷肖像画ではあまり描かれない内部空間を表現しています。王子は騎乗指導者から槍を受け取ろうとする場面で、槍術や騎乗練習の様子が再現されています。背景には観覧席や宮廷の観客も描かれ、宮廷での馬術訓練の華やかさがよく伝わります。
この肖像は、王子の人物像だけでなく、宮廷生活や儀礼的訓練の様子も学べる貴重な作品です。