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    ジャスト・ロンドンは、ロンドンの深層に迫る力量も器量もない中途半端な存在ですが、旅の判断をほんの少し整える一文が紛れていれば、それだけで存在理由になります。

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    The Battle of Trafalgar, as Seen from the Mizen Starboard Shrouds of the Victory

    トラファルガーの戦い:ヴィクトリー号マイゼン・スターボード・シュラウズより

    J.M.W. ターナー, 1806-1808年

    テート・ブリテン Room 36

    トラファルガーの戦い:ヴィクトリー号マイゼン・スターボード・シュラウズより

    作品の概要

    この作品は、J.M.W. ターナーが1806〜1808年に制作した油彩画で、トラファルガー海戦(1805年10月21日)を描いた英国初の叙事画的海戦画と評価されています。画面左下には、英国海軍の英雄ホレーショ・ネルソンがヴィクトリー号のデッキで倒れる様子が描かれ、右側の船の高所にいるフランスの狙撃手によって撃たれた瞬間が表現されています。降伏するフランス旗も描かれ、戦闘の勝利と犠牲が同時に示されています。

    ターナーは、煙に包まれた狭く混沌とした戦闘区域を広く見せることで、戦場の緊迫感と悲喜が入り混じるトラファルガー海戦の象徴的瞬間を劇的に表現しています。勝利の喜びとネルソンの死という英国にとっての甘苦い歴史を映し出した作品です。

    ここがポイント

      • トラファルガー海戦の重要な瞬間を一つの構図に集約した英国初の叙事画的海戦画
      • ヴィクトリー号のデッキで倒れるホレーショ・ネルソンを描写
      • 煙に包まれた戦闘区域と降伏するフランス旗の対比による緊張感