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    ジャスト・ロンドンは、ロンドンの深層に迫る力量も器量もない中途半端な存在ですが、旅の判断をほんの少し整える一文が紛れていれば、それだけで存在理由になります。

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    Whalers

    捕鯨船

    J.M.W. ターナー, 1845年(展示)

    テート・ブリテン Room 35

    捕鯨船

    作品の概要

    この作品は、J.M.W. ターナーが1845年に展示した油彩画で、捕鯨の現場を描いています。白の弧状の筆致と灰色の下方向の筆致で雨や風の荒々しさを表現し、画面中央の白衣の捕鯨者に視線を集めています。彼は槍を引き、血を流す鯨に狙いを定めています。

    ターナーはトマス・ビールの『Natural History of the Sperm Whale』(1839)を読んでおり、日本周辺での捕鯨について、人間の「専制と利己心」そして「偉大な力」が描かれていることに触れています。ターナーはこの捕鯨者の英雄性と残虐性の緊張感に惹かれ、画面に反映させました。

    嵐と捕鯨者、鯨の動きが一体となった、劇的で力強い海景画です。

    ここがポイント

      • 捕鯨の暴力性と危険を劇的に描写
      • 白と灰色の筆致で嵐の雨風を表現し、画面中央の捕鯨者を強調
      • 捕鯨者と鯨の関係に潜む英雄性と残虐性の二面性を表現