Forum Romanum, for Mr Soane's Museum
J.M.W. ターナー, 1826年(展示)
テート・ブリテン Room 37

この作品は、J.M.W. ターナーが1826年に展示した油彩画で、古代ローマの中心地フォルム・ロマヌムを描いています。当時、ターナーが訪れた19世紀初頭には遺跡は考古学的調査が進むとともに、観光地としても賑わっていました。
画面左にはティトゥスの凱旋門、右にはコンスタンティヌス大帝のバシリカのアーチが描かれ、古代ローマの壮麗さを伝えています。さらに現代の宗教団体の行列が遺跡の中を通る場面を描き、古代と現代の時間的対比を生み出しています。
この作品はターナーの友人で建築家ジョン・ソーンのために制作されましたが、購入はされませんでした。光と遠近法の扱い、遺跡の細部描写により、歴史的・文化的背景を豊かに伝える作品です。