Ploughing Up Turnips, near Slough ('Windsor')
J.M.W. ターナー, 1809年
テート・ブリテン Room 31

この作品は、スラウ近郊の風景を描いた油彩画で、ウィンザー城とイートン校がテムズ渓谷の上にそびえています。歴史的建造物は農作業の現実と対比され、冬のカブの収穫が近代資本主義農業で不可欠であったことを示しています。
ターナーは理想化されたアルカディア的風景と、労働の厳しさを組み合わせています。授乳中の母、壊れた犂を直す男性、カブの根を掘る女性などの細部描写から、労働者への共感が伝わってきます。歴史的背景と日常の農作業を融合させた、社会的意識のある風景画です。