Ancient Rome; Agrippina Landing with the Ashes of Germanicus
J.M.W. ターナー, 1839年(展示)
テート・ブリテン Room 37

この作品は、J.M.W. ターナーが1839年に展示した油彩画で、古代ローマの都市景観を描いた幻想的な風景画です。ターナーはローマでの観察と想像力を融合させ、霧の中から立ち上る建物群を光に包まれた形で描き、遠景へと溶け込ませています。
画面には古代イタリアの愛と献身の物語が重ねられています。アグリッピナはローマの将軍ゲルマニクスの妻で、彼の死後、遺灰を壺に入れてローマへ運びました。その途中、彼女は多くの嘆き悲しむ人々に迎えられます。
ターナーは光と大気感、都市の奥行きを駆使し、歴史的事実と詩的表現を融合させたロマン派的傑作です。