The Opening of Waterloo Bridge ('Whitehall Stairs, June 18th, 1817)
ジョン・コンスタブル, 1832年(展示)
テート・ブリテン Room 38

この作品は、ジョン・コンスタブルが1832年に展示した油彩画で、ウォータールー橋の開通式(1817年6月18日)をテムズ川沿いから描いています。コンスタブルは13年間、この作品に取り組み、時に心配しながら完成させました。
都市景観の大作に挑む意図がありましたが、構図の作成は難航し、彼自身「水膨れ(blister)」と表現するほど悩んだといいます。画面右にはロンドン市長の船の上に工業用塔群が描かれていますが、開通当時にはまだ建設されておらず、産業革命期のテムズ南岸の急速な変化を象徴する意図があったと考えられます。
壮大な都市景観と歴史的記録、そして産業化の兆しを同時に描き出したコンスタブルの都市画の挑戦作です。