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    ジャスト・ロンドンは、ロンドンの深層に迫る力量も器量もない中途半端な存在ですが、旅の判断をほんの少し整える一文が紛れていれば、それだけで存在理由になります。

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    A Disaster at Sea?

    海上の悲劇?

    J.M.W. ターナー, 1835年頃

    テート・ブリテン Room 35

    海上の悲劇?

    作品の概要

    この作品は、J.M.W. ターナーが1835年頃に制作した未完成の油彩画で、海上での悲劇を描いています。題材は正確には不明ですが、2つの実際の事故が考えられます。

    1つは1833年8月、ロンドンからニューサウスウェールズへ向かっていたアムフィトリテ号で、108人の罪人女性と12人の子どもを乗せていましたが、フランス・ブローニュ近海で遭難。船長は救助の申し出を拒否し、乗員のうち3人だけが生還しました。
    もう1つは1832年12月にリヴァプールを出航したハイバニア号で、209人の移民を乗せオーストラリアを目指しましたが、南大西洋で火災が発生し、153人が死亡しました。十分な救命ボートがなかったことが悲劇を大きくしました。

    ターナーは荒波と暗い海を描くことで、緊迫感と悲劇性を観る者に伝えています。未完成ながらも、海上の危険と人間の無力さを描いた劇的海景画の例です。

    ここがポイント

      • 未完成ながら劇的に描かれた海上の悲劇的場面
      • 実際の海難事故(アムフィトリテ号やハイバニア号)を題材とする可能性
      • 暗い海と荒波の描写による緊迫感と没入感