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    ジャスト・ロンドンは、ロンドンの深層に迫る力量も器量もない中途半端な存在ですが、旅の判断をほんの少し整える一文が紛れていれば、それだけで存在理由になります。

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    Queen Mab's Cave

    クイーン・マブの洞窟

    J.M.W. ターナー, 1846年(展示)

    テート・ブリテン Room 32

    クイーン・マブの洞窟

    作品の概要

    この作品は、J.M.W. ターナーが1846年に英国美術協会で展示した絵画で、幻想的な空間「クイーン・マブの洞窟」を描いています。クイーン・マブはシェイクスピアの戯曲に登場する妖精で、眠る人々の夢を通して秘密の希望を明らかにするとされています。ターナーはこの物語を題材にしており、ロマン派詩人パーシー・ビッシュ・シェリーの『Queen Mab』にも触発されていた可能性があります。

    批評家はこの作品を「日光の夢のよう…豪華で明るく、積極的な色彩が絵の具ではなくキャンバスに投げつけられたようだ」と評しました。芸術評論家ジョン・ラスキンは、ターナーが時折自身を失い、奇抜な表現に挑む様子の一例として注目しています。

    この作品は、ターナーの幻想的表現と色彩実験の極みを示す重要な一枚であり、彼の晩年の創作活動を理解する上で貴重です。

    ここがポイント

      • 鮮やかで大胆な色彩表現による幻想的な雰囲気
      • シェイクスピア『真夏の夜の夢』やロマン派詩人シェリーの影響が読み取れる点
      • 当時の批評家から「日光の夢のよう」と評された画面の力強さ