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    ジャスト・ロンドンは、ロンドンの深層に迫る力量も器量もない中途半端な存在ですが、旅の判断をほんの少し整える一文が紛れていれば、それだけで存在理由になります。

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    The Cholmondeley Ladies

    チョルモンドリー夫人たち

    作者不詳, 1600〜1610年頃

    テート・ブリテン Room 1

    チョルモンドリー夫人たち

    作品の概要

    この作品は同じ日に生まれ、結婚し、出産したとされるチョルモンドリー家の2人の女性を描いたものです。彼女たちは寝台に並んで座り、それぞれ赤い布にくるまれた赤子を抱いています。ぱっと見は双子のようにそっくりですが、レースや宝飾品、瞳の色といった細部は慎重に描き分けられており、個々の人物性が示されています。

    当時のイギリス絵画には珍しい形式で、特に墓碑彫刻に見られる「並列して人物を描く構図」を絵画に応用している点が特徴です。作品は家系や結婚、出産といった「一族の繁栄」を強調する記念的な意味合いを持っていたと考えられますが、描かれた女性の正確な身元は現在も不明です。

    ここがポイント

      • 双子のように見える2人の女性と赤子を対比的に描き分けている点
      • 記念的な家系の出来事を象徴的に表現している点
      • 当時の墓碑彫刻を思わせる独特の構図