The Virgin and Child with Saint John and his Parents
ヤーコプ・ヨルダーンス, 1620年頃
ナショナル・ギャラリー Room 18

17世紀フランドルの画家ヤーコプ・ヨルダーンスによるこの作品(1620年頃)は、聖母マリアが幼子キリストをその従兄である洗礼者ヨハネと彼の両親(ザカリアとエリサベツ)に紹介する場面を描いています。
画面には鳥籠から解き放たれた金糸雀(ゴールドフィンチ)が登場します。この鳥はキリストの受難の象徴であり、キリストの死が人間の魂を解放することを示唆しています。
ヨルダーンスはアントワープで活動したルーベンス派の画家であり、この主題を扱った複数の作品を若い頃に描いています。本作はその中の一例で、彼の初期の宗教画の特徴(力強い人物表現と象徴性の融合)がよく表れています。