Cognoscenti in a Room hung with Pictures
フランドル派, 1620年頃
ナショナル・ギャラリー Room 27

本作はフランドル派の画家による想像上の室内画(1620年頃)で、理想化されたギャラリーの光景を描いています。部屋には絵画、彫刻、天文機器などが所狭しと並べられ、アントワープの私的コレクションの名品が再現されています。
展示されている作品には、ヨアキム・ベウケラー、ヘンドリック・ファン・ステーンウィック(ジュニア)、ヤン・ブリューゲル(父)、デイヴィッド・テニールス(父)などの作例が含まれており、当時の芸術愛好家の趣味や収集傾向を知る手がかりとなります。
部屋の中央には、豪華な衣装を着た鑑識眼のある鑑賞者たち(コノサント)が集まり、展示物の内容を議論している様子が描かれています。細部まで精緻に描かれた群像とコレクションの描写を通して、17世紀フランドルにおける美術コレクションの豊かさや文化的趣向を理解することができます。