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    ジャスト・ロンドンは、ロンドンの深層に迫る力量も器量もない中途半端な存在ですが、旅の判断をほんの少し整える一文が紛れていれば、それだけで存在理由になります。

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    The Rape of the Sabine Women

    サビニ女の略奪

    ペーテル・パウル・ルーベンス, 1635-1640年頃

    ナショナル・ギャラリー Room 18

    サビニ女の略奪

    作品の概要

    この作品はペーテル・パウル・ルーベンスによる油彩画(1635–1640年頃)で、ローマ建国にまつわる伝説、サビニ女の略奪を題材としています。

    物語では、ロムルス王が新設した都市で若い女性が不足していたため、隣接部族サビニ族を招いた祭典で女性を誘拐する計画を立てました。画面には古典ローマ風の衣装を着た男性たちと、当時のフランドル風の衣装を身に纏う女性たちが描かれ、時代の異なる衣装の対比が印象的です。

    ルーベンスは群像の複雑な配置、表情、体の動きにより力強く躍動感のあるドラマを演出しており、古典的物語を17世紀フランドル絵画の豪華で迫力ある様式で表現しています。

    ここがポイント

      • ローマ建国伝説の劇的な場面をルーベンス流の動感豊かな構図で描写
      • 男性は古典ローマ風、女性は当時のフランドル風の衣装で描かれた異時代的コントラスト
      • 群像表現や表情、動きの描写による迫力あるドラマ性