Joseph's Brothers Beg for Help
ポントルモ, 1515年頃
ナショナル・ギャラリー Room 7

この作品は、マニエリスム期の画家ポントルモによる「助けを乞うヨセフの兄弟たち」です。ヨセフはかつて兄弟たちにエジプトに奴隷として売られましたが、飢饉の2年目に兄弟たちがカナン(パレスチナ)から助けを求めに来る場面を描いています。ヨセフはファラオの監督官として古典的な凱旋戦車に座り、兄弟たちは跪くものの彼に気づいていません。右側では、ファラオの倉庫から穀物が分配されています。
この絵は、フローレンスのボルゲリーニ家の婚礼用寝室のための旧約聖書ヨセフ物語シリーズの一部として制作されました。ポントルモは、ジャコポ・ポントルモ、アンドレア・デル・サルト、バッキアッカ、フランチェスコ・グラナッチとともに、連作に参加。彼のパネルは、斬新な構図、動的な配置、鮮やかな色彩による力強い表現が特徴で、マニエリスム期の創造性とエネルギーを示しています。
この作品は、物語性と色彩の巧みな融合を通じて、観る者に視覚的・感情的なインパクトを与える重要な連作の一部です。