Queen Charlotte
サー・トーマス・ローレンス, 1789年
ナショナル・ギャラリー Room 34

本作はサー・トーマス・ローレンスによる油彩画(1789年)で、イギリス王妃シャーロットを描いた肖像です。制作当時、ローレンスはわずか20歳で、女王の壮麗な衣装と表情を見事に描写しています。
肖像画には、女王が夫ジョージ3世の長期にわたる精神疾患に心を痛めていた背景が反映され、ブレスレットには夫の肖像ミニアチュールと王家のモノグラムが配され、忠誠心と愛情を象徴しています。
女王本人は肖像に満足しませんでしたが、ロイヤル・アカデミーで公開された際には批評家から高い評価を受け、ローレンスの卓越した筆致と若々しい表現力を示す重要作となりました。