Seaport with the Embarkation of the Queen of Sheba
クロード・ロラン, 1648年
ナショナル・ギャラリー Room 36

本作はクロード・ロランによる油彩画(1648年)で、シバの女王がソロモン王を訪ねるため出航する場面を描いています。女王は赤い衣装と王冠を身につけ、威厳を示しています。聖書の記述では砂漠を越えて旅する描写ですが、本作では港湾の壮麗な風景に置き換えられています。
本作はフランスの将軍ブイヨン公(duc de Bouillon)の依頼で、『製粉所(The Mill)』とペア作品として制作され、並べて展示されることを意図しています。クロードの特徴である古典的調和と光の効果、壮大で理想化された風景描写が際立つ作品です。
17世紀フランス・バロック風景画における光と空間の扱いの典型例として評価されています。