Dido building Carthage
ジョセフ・マロード・ウィリアム・ターナー, 1815年
ナショナル・ギャラリー Room 36

本作はジョセフ・マロード・ウィリアム・ターナーによる油彩画(1815年)で、北アフリカの都市カルタゴの創建と女王ディドーを描いた作品です。画面左にはディドーが立ち、亡き夫シカエウスの墓を訪れる姿が描かれています。
ターナーはこの作品で、フランスの画家クロード(Claude Lorrain)の技法を模倣・競演しようと試みました。光と大気の表現を通して、建設される都市と自然の壮大さを巧みに描き出しています。
ターナーは特に、尊敬していたフランスの画家クロード(Claude Lorrain)の作品と自作を並べて展示することを条件に2点の作品を遺贈しました。両者とも風景画と光の微妙な表現に魅了されており、ターナーは自作とクロードの間に永続的な対話を生み出すことを意図していました。