Portrait of Alessandro, Vincenzo and Francesco
アンソニー・ヴァン・ダイク, 1626-1627年頃
ナショナル・ギャラリー Room 21

アンソニー・ヴァン・ダイクによる1626-27年頃の油彩肖像画で、豊かに装った三兄弟を描いています。画面中央の最年少の少年は手に鳥を持っており、これは古代の墓碑銘「人生は手の中の小鳥のようなもの……少年の手からすぐに飛び去る」を想起させ、兄弟の死や命の儚さを象徴している可能性があります。
階段に置かれた黒いカラスは、ペットであると同時に追悼や記念の象徴としての意味も持っています。以前はバルビ家の子弟と考えられていましたが、新しい研究ではジェノヴァの別の有力家族の子供たちであることが示唆されています。
ヴァン・ダイクは、豪華な衣装や小道具を通して三兄弟それぞれの個性や立場、家族背景を巧みに表現しており、17世紀ジェノヴァの富裕層の肖像文化を知る上でも重要な作品です。