The Scale of Love
ジャン=アントワーヌ・ワトー, 1717-1718年頃
ナショナル・ギャラリー Room 35

本作はジャン=アントワーヌ・ワトーによる油彩画(1717–1718年頃)で、恋愛と音楽の寓意を描いた作品です。タイトルはワトー没後に制作された版画に由来し、音階を象徴する意味や、恋愛における駆け引きや誘惑の段階を示唆すると考えられています。
ワトーは当時の同時代人から親密な場面を描く才能で高く評価されました。豊かな風景描写、鮮やかな色彩、光沢のある衣装が特徴で、登場人物の微妙な感情や戯れ心を巧みに表現しています。
この作品は、ロココ初期の上品な戯画的魅力を伝える代表作の一つで、18世紀フランスの社交文化や恋愛観を理解する手がかりとなります。