Portrait of Margaretha de Geer
レンブラント, 1661年頃
ナショナル・ギャラリー Room 22

この肖像画はレンブラントによる1661年頃の油彩で、オランダの裕福な商人ヤコブ・トリップの妻、マルガレータ・デ・ヘール(1583-1672)を描いています。
レンブラントは女性肖像としては珍しく、マルガレータを正面向きで描写し、彼女の強い性格や威厳を強調しています。毛皮のトリムや大きなプリーツ襟など、彼女の衣服は当時のファッションや社会的地位を反映しています。
この作品は、夫ヤコブ・トリップの肖像とともに、レンブラント後期の肖像画の特徴である心理的深み、光と影の巧みな操作、人物の尊厳を際立たせる筆致が見られる傑作です。近くには同じくマルガレータを描いた別の肖像も展示されています。