Equestrian Portrait of Charles I
アンソニー・ヴァン・ダイク, 1638-1639年頃
ナショナル・ギャラリー Room 31

本作はアンソニー・ヴァン・ダイクによる油彩画(1638–1639年頃)で、イギリス国王チャールズ1世を威厳ある騎馬姿で描いた肖像画です。
王は指揮棒を手にし、金の鎖にガーター勲章を着用しており、権力と王権の象徴が随所に表現されています。背後の樹には碑文が刻まれており、
CAROLUS REX MAGNAE BRITANNIAE(大ブリテン王チャールズ)
と記されています。数年後、この王は内戦で王国を失うことになりますが、当時は絶対王権を象徴する力強い肖像として制作されました。
ヴァン・ダイクならではの優雅で洗練された筆致と、騎馬姿の動きの表現が融合しており、王の威厳と人物像を巧みに伝える傑作です。