The Battle of San Romano
パオロ・ウッチェロ, 1438-1440年頃
ナショナル・ギャラリー Room 61

この作品は、パオロ・ウッチェロによる「サン・ロマーノの戦い」です。フィレンツェ軍の指導者ニッコロ・ダ・トレンティーノ(約1350-1435)が白馬に乗り、戦場の最前線に向かう様子が描かれています。これはウッチェロが制作した勝利記念の三部作の一つです。
この絵は遠近法の実験的使用が特徴で、戦闘の混乱と秩序を同時に表現しています。線遠近法を駆使して、槍や旗、馬の配置に奥行きを持たせ、戦場の立体感を強調しています。
1484年頃、この作品は元の所有者からロレンツォ・デ・メディチによって収集されました。当初のアーチ状のパネルは、フィレンツェのパラッツォ・メディチに掛けるために切り取られています。