Self Portrait
バルトロメ・エステバン・ムリーリョ, 1670年頃
ナショナル・ギャラリー Room 30

本作はバルトロメ・エステバン・ムリーリョによる油彩画(1670年頃)で、彼の数少ない自画像の一つです。
画面ではムリーリョ自身が石の枠に手を置き、絵画と現実の境界を巧みにぼかす構図が用いられています。画面下にはチョーク、パレット、筆が置かれ、画家としてのアイデンティティを象徴しています。
ラテン語の碑文によれば、本作は自身の子どもたちのために制作されたとされ、家族への愛情と画家としての誇りが同時に表現されています。親しみやすさと技巧の両立が魅力の一作です。