Misia Sert
ピエール=オーギュスト・ルノワール, 1904年
ナショナル・ギャラリー Room 43

本作はピエール=オーギュスト・ルノワールによる1904年の作品で、ロシア生まれのピアニスト兼美術パトロンであるミジア・セルを描いています。彼女はパリで開いた豪華なサロンで、多くの前衛芸術家たちと交流し、『パリの女王』とも称されました。
画面では、ミジア・セルが長椅子にもたれかかり、膝に犬を抱えるリラックスした姿が描かれています。優雅さと親しみやすさを同時に伝えるこの肖像は、彼女が芸術家たちのミューズとして繰り返し描かれたことを反映しています。
ルノワール特有の柔らかな光と色彩のタッチにより、温かく親密な雰囲気が際立つ一作です。