The Mystic Marriage of Saint Catherine
パルミジャニーノ, 1527-1531年頃
ナショナル・ギャラリー Room 6

この作品は、マニエリスム期の画家パルミジャニーノによる「聖カタリナの神秘的婚姻」です。4世紀の王女カタリナがキリスト教に改宗したことを受け、幼子イエスが指輪を差し出す場面は、カタリナとキリストの“神秘的な婚姻”を象徴しています。
パルミジャニーノは渦巻くような筆致を用い、リズミカルで流動的な印象を与えています。色彩は鮮やかで、カタリナの手の細長い形、車輪や窓の曲線、母マリアの横顔といった優美な形態が際立っています。マリアは私たちに背を向け、息子を見下ろす姿を描くことで、横顔の美しさと母性の優雅さを強調しています。
絵画の構図と筆致が巧みに融合した、マニエリスム期の代表的な宗教画です。