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    ジャスト・ロンドンは、ロンドンの深層に迫る力量も器量もない中途半端な存在ですが、旅の判断をほんの少し整える一文が紛れていれば、それだけで存在理由になります。

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    Christina of Denmark, Duchess of Milan

    ミラノ公妃クリスティーナの肖像

    ハンス・ホルバイン(子), 1538年

    ナショナル・ギャラリー Room 11

    ミラノ公妃クリスティーナの肖像

    作品の概要

    この作品はハンス・ホルバイン(子)による肖像画で、当時16歳のクリスティーナ・オブ・デンマークを描いています。彼女は既に夫フランチェスコ・スフォルツァを亡くしており、喪服姿で描かれていますが、この肖像画はヘンリー8世の4番目の妻候補としての政治的目的も持って制作されました。

    ホルバインは、喪服を着た少女の落ち着きや自信、優雅さを巧みに表現しており、肖像画を通して人物の気品や立場を示す典型的な例です。結婚交渉は成立しませんでしたが、絵はヘンリー8世の手元に保管され、王の死まで残されました。

    この作品は、肖像画が個人の姿を描くだけでなく、政治的・社会的背景を伝える手段として用いられた例として重要です。

    ここがポイント

      • 16歳の未亡人を、将来の結婚相手として描いた政治的肖像画
      • 喪服姿ながら、落ち着いた自信と気品を示す表情
      • イギリス王ヘンリー8世への婚姻交渉に関連する歴史的背景