ロンドLogoJUST RONDON - ロンドン観光・旅行・現地ガイド
    ロンドLogoLive.Love.London. - 最強ロンドンガイド
    • 旅行プランを作る
    • 今週のロンドン
    お問い合わせサイト概要利用規約プライバシーポリシーTop Pageへ

    ジャスト・ロンドンは、ロンドンの深層に迫る力量も器量もない中途半端な存在ですが、旅の判断をほんの少し整える一文が紛れていれば、それだけで存在理由になります。

    1. Home
    2. /観光
    3. /美術館ナビ
    4. /ナショナル・ギャラリー
    5. /コレクション
    6. /睡蓮(夕日)

    Water-Lilies, Setting Sun

    睡蓮(夕日)

    クロード・モネ, 1907年頃

    ナショナル・ギャラリー Room 46

    睡蓮(夕日)

    作品の概要

    クロード・モネ(1840–1926)の《睡蓮(夕日)》(1907年頃)は、ジヴェルニーの水の庭を描いた約250点の連作の中で、水面上の睡蓮だけに焦点を当てた作品です。1902〜1908年の間、モネは池の岸辺や水平線、以前の作品に登場する日本橋や樹木を排し、水面の光の微妙な変化や反射を表現することに集中しました。この試みは非常に挑戦的で、一部のキャンバスは不満足のため破棄されたほどです。

    本作では水面を見下ろす視点で描かれ、反射はあるものの、空や樹木そのものは描かれていません。画面左下に描かれた植物の塊が岸の位置を示す唯一の手がかりです。この葉の描写は、日本の筆描きを思わせる迅速で書き文字的なタッチで施されています。夕日のピンクや黄色の光が静かな水面にきらめき、睡蓮が浮かぶ様子が美しく表現されています。

    水面の平面性を保ちながら、同時にその深さを示す描写や、水平の睡蓮と垂直の柳の反射との絡み合いなど、空間表現の工夫も見られます。1909年にはデュラン=リュエル画廊で《睡蓮:水景シリーズ》として48点が展示され、評論家からは「風景画家としての想像力と現実の融合の最終段階に達した」と絶賛されました。また、マルセル・プルーストは本作を下敷きにして『失われた時を求めて』の冒頭で水面の描写を参考にしたと言われています。

    モネはこの作品を1923年まで自身のアトリエに保管しており、必要に応じて手を加えた可能性があります。光と色彩、視点の工夫を通じて、自然の儚さと美しさを表現した晩年の代表作です。

    ここがポイント

      • 水面だけを描く大胆な構図で光の変化を追求
      • 日本美術的な筆致や色彩感覚を応用
      • ピンクや黄色の夕日の光が水面に反射する表現