A Shepherd with his Flock in a Woody Landscape
ペーテル・パウル・ルーベンス, 1615-1622年頃
ナショナル・ギャラリー Room 20

この作品はペーテル・パウル・ルーベンスが1615-1622年頃に制作した牧歌的風景画で、正確な地形を記録したものではなく、理想化された田園幻想として描かれています。
画面には羊飼いが杖に寄りかかって川辺で休む姿が描かれ、木々の間からマグパイが舞い、白鳥が光に反射する水面を優雅に滑る様子が描かれています。ルーベンスは自然観察をもとに構図を考えながら、スタジオ内で豊かな風景を作り上げました。
この構図は後に、近くに展示されている大作『水汲み場(The Watering Place)』の中央部分として再利用されるなど、ルーベンスの制作手法と構図の再活用の例を示しています。