Portrait of Greta Moll
アンリ・マティス, 1908年
ナショナル・ギャラリー Room 45

《グレタ・モルの肖像》(1908年)は、マティスのフォーヴィスム期後期の傑作であり、彼の色彩と造形の探求を示しています。モデルはドイツの彫刻家・画家であり、マティスの弟子であったマルガレーテ・モル(1884-1977)で、10日間にわたりポーズを取りました。画面は純粋な色彩で構成され、躍動感のある筆致が特徴です。
マティスはこの作品をルーヴルでヴェロネーゼ(1528-1588)の作品を目にした後に改め、モルに同様のモニュメンタルな存在感を与えようと試みました。躍動する色彩と大胆な形態表現は、フォーヴィスムの精神を体現しています。