The Buonvisi Altarpiece
フランチェスコ・フランチャ, 1510-1512年
ナショナル・ギャラリー Room 6

この作品は、ルネサンス期の画家フランチェスコ・フランチアが制作した「ブオンヴィージ家の祭壇画」です。ルッカのサン・フレディアーノ教会のブオンヴィージ家礼拝堂のために制作され、聖アンナ(聖母マリアの母)と聖母マリアが幼子イエスを優しく見守る姿が描かれています。そのポーズは背後の二重アーチに反映され、調和の取れた構図を生み出しています。
人物の間に彫られた装飾にはアブラハムによるイサクの犠牲が描かれており、キリストの犠牲の前兆としてキリスト教的に解釈されます。上部のルネッテ(半円形の空間)には、成長したイエスの死を嘆く聖母マリアの姿も描かれており、母の悲しみと信仰の深さを伝えています。
親密な表現と宗教的象徴が巧みに組み合わされた、ルネサンス期の重要な祭壇画です。