An Old Man in an Armchair
おそらくレンブラント, 1650年代
ナショナル・ギャラリー Room 22

この作品はおそらくレンブラントによる1650年代の油彩で、肘掛椅子に座る老人を描いたキャラクタースタディです。
当時のレンブラントの肖像画とは描き方が異なり、形式にとらわれないカジュアルな筆致が特徴です。特定の個人を描いた肖像ではなく、人物の性格やタイプを探るための習作と考えられています。
近年の研究では、本作はレンブラントの後期の荒々しい作風への実験的ステップとして制作された可能性があると提案されています。柔らかい光と影の使い方、そしてラフな描き方によって、人物の存在感と内面の深さが巧みに表現されています。