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    ジャスト・ロンドンは、ロンドンの深層に迫る力量も器量もない中途半端な存在ですが、旅の判断をほんの少し整える一文が紛れていれば、それだけで存在理由になります。

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    The Baptism of Christ

    キリストの洗礼

    ピエロ・デッラ・フランチェスカ, 1437-1445年頃

    ナショナル・ギャラリー Room 65

    キリストの洗礼

    作品の概要

    この作品は、ピエロ・デッラ・フランチェスカによる「キリストの洗礼」です。キリストが洗礼を受けたヨルダン川は、ピエロの故郷トスカーナの丘陵地帯に置き換えられ、自然で落ち着いた風景の中に人物が配置されています。

    彼は数学的な原理に基づき、グリッド構造を用いて構図とスケールを決定しました。その結果、人物や建物、自然が調和し、非常に安定感と静けさを感じさせる画面が生まれています。また、ビザンティン帽をかぶった男性たちは、洗礼の日に祝われる新生キリストの訪問者、東方三博士を象徴している可能性があります。

    ピエロ・デッラ・フランチェスカ(1415/20-1492)は画家であると同時に数学者・理論家でもあり、故郷のボルゴ・サン・セポルクロに多くの作品を残しました。彼の冷静な色彩感覚と空間・光の扱いは、現代の芸術家たちにも影響を与え続けています(例:ヴァネッサ・ベル、デイヴィッド・ホックニー)。

    ここがポイント

      • トスカーナの丘陵地帯に設定されたヨルダン川での洗礼の風景
      • 数学的なグリッド構造を用いた精密な構図で、人物と風景が自然に調和
      • ビザンティン帽をかぶった人物は東方三博士を象徴する可能性