Chatsworth Head, Bronze
不明(タマッソス出身のギリシャ彫刻家または地元の職人), 紀元前450年頃
大英博物館 Room 72

この「チャッツワースの頭部」は、紀元前450年頃にタマッソス(現在のキプロス付近)の都市国家で制作された青銅像の一部です。青銅は古代において非常に高価で名誉ある素材であり、ほとんどの青銅像は後に溶かされて失われたため、完全な状態で残る例は非常に稀です。
制作にはロストワックス法が用いられ、髪の毛一本一本まで精巧に表現されています。瞳は象牙や半貴石など別素材で作られた可能性があります。像は礼拝者または神を表しており、青銅の素材確保のために周辺地域の銅や燃料用木材が利用され、錫は輸入されました。
この作品は古代ギリシャの彫刻技術と都市国家の富の象徴を示す貴重な遺品です。