Boat of Queen Mutemwia
作者不詳, 紀元前1390-1352年頃(第18王朝、トトメス4世の時代)
大英博物館 Room 4

このグラノディオライト製の彫刻は、第18王朝 トトメス4世 の時代(紀元前1390-1352年頃)に作られた、神聖な舟の模型です。
舟には女王 ムテムウィア が座っており、手に持つアンクは「生命」を象徴しています。女王の周りには鷲の翼を広げた神像が描かれ、これは女神 ムト を表しています。船首にはハトホルの双面像があり、女王の子 アメンホテプ3世 を示す紋章も刻まれています。
ナイル川沿いでは舟は日常の移動手段であるだけでなく、儀式でも使用されました。神像を寺院間で運ぶ舟として、祭礼や行列にも使われました。また船首のホルスのウジャトの目は安全航行の護符と考えられていました。
この作品は、王族の象徴、神聖な意味、宗教儀礼を一つに表しています。