Samurai Armour
作者不詳, 1600-1800
大英博物館 Room 92

紺糸縅二枚胴具足(こんいとおどし にまいどうぐそく)は、戦国時代頃の日本の武士が着用した鎧の一種です。この鎧は、江戸時代の西日本、赤穂・三日月藩を拠点とした強大な森家の侍のために作られた完全な二枚胴具足です。
「縅(おどし)」は、小さな鉄板や革の板を糸でつなぎ合わせた鎧の技法のこと。「紺糸」はその糸の色を指し、ここでは紺色の糸で板を編むように縫い合わせる技法を意味します。
「二枚胴」とは、胴(胴体部分)の前後に二枚の板を重ねて作った構造のことで、一枚胴よりも防御力が高く、刀や槍の攻撃から体を守りやすい設計です。
「具足」は鎧全体を指す言葉で、胴・肩・袖・脛当などをそろえた鎧のセットのことで、戦国時代には武士の身分の象徴でもあり、機能性と装飾性を兼ね備えています。
戦国時代の鎧は15〜20kgほどあり、戦いながら着用するのは確かに大変でした。騎馬戦では馬の上で戦うことで胴体にかかる負担を分散させていました。