The Babylonian Map of the World
バビロニア世界地図
不明, 紀元前600年頃
大英博物館 Room 55

作品の概要
この粘土板は、紀元前600年頃のバビロニア出土品で、古代の伝承や洪水物語に言及する世界地図を記録しています。地図は鳥瞰図形式で描かれ、バビロンがユーフラテス川沿いに位置し、川は南へ流れて海に至ります。楕円状の円はメソポタミア内の都市や地域を示し、おおよそ正確な位置関係が表現されています。
地図の外縁には、奇妙または伝説上の存在が住む8つの三角形の地域が描かれ、そのうち一つは洪水後にバビロニアの方舟が着地した山として識別可能です。この資料は、古代バビロニア人の地理観・神話・洪水伝承を理解する上で極めて貴重です。
ここがポイント
- 粘土板に描かれた鳥瞰図形式の世界地図で、バビロンを中心にユーフラテス川沿いの都市や地域を示す
- 外周には伝説上の存在が住む8つの三角形の地域を描写
- 洪水伝承(ノアの方舟に類似)や古代の地理・神話の情報を含む唯一無二の資料