Mummies of Sacred Bulls
不明, プトレマイオス期〜ローマ期
大英博物館 Room 62

エジプト各地で発見される神聖な雄牛の埋葬は、大規模な石造墓に収められることが多く、特にサッカラのアピス牛の墓(セラピウム)は最も精巧です。雄牛はミイラ化され、石棺に納められ、装飾品、護符、シャブティ人形などが共に埋葬されました。
アピス牛の防腐処理は人間のミイラ化の手順に厳密に従った儀礼的なものです。ピス牛は神オシリスの化身とされ、生前も神聖視され、死後は王族と同じように丁寧に葬られました。
ミイラ化の過程では内臓や水分を抜き、体を乾燥・包帯で圧縮するため、もともとの現実の牛よりも小さく感じられることがあります。