Sutton Hoo Helmet
不明, 7世紀頃
大英博物館 Room 41

サットン・フーの兜は、アングロ・サクソン時代の完全な兜のうち、現存するわずか4例の1つです。発掘時には粉々の状態でしたが、丹念に復元され、その異様で印象的な姿は初期中世の象徴となっています。
鉄製の帽体に冠、首当て、頬当て、面頬を備え、もともとは錫メッキ銅合金のパネルで覆われ、動物や戦士の装飾が施されていました。口、鼻、眉が組み合わさり、飛翔する獣の顔を形成する精巧なデザインです。スウェーデン東部で類似の兜が知られており、東アングリアとの文化的交流も示唆されます。非常に少ない現存例から、この兜は高位者のみが所有できたことが分かります。