Gilded Rishi Coffin of King Antef VI
不明, 紀元前1600年頃(第17王朝)
大英博物館 Room 63

この棺は、第17王朝のアンテフ6世(紀元前1600年頃)のために作られた羽毛(リシ)装飾の金箔棺です。王のミイラは、葬送の女神イシスとネフティスの翼を象徴する羽毛模様で覆われています。
棺の中央部と足元には魔法文が刻まれ、王の魂と身体を守護する役割を果たします。アンテフ6世の治世は比較的記録が残っており、彼の支配領域は南エジプトに限られ、北方はアジア系移民の子孫であるヒクソス王が支配していました。
羽毛装飾棺は、古代エジプトの王権象徴や宗教観、葬送儀礼を知る上で貴重な例であり、古代エジプトの宗教美術と王の守護信仰を理解するうえで重要な作品です。