Discobolus
作者不明, 2世紀頃
大英博物館 Room 1

この 『ディスコボロス(円盤投げ)』 は、古代ギリシャの著名な彫刻家ミュロンが紀元前450〜440年頃に制作したブロンズ像のローマ時代の大理石複製です。オリジナルは現存しませんが、当時のギリシャ美術における人体の自然な動きと緊張感を表す代表作として知られています。
この像は1791年にローマ郊外ティヴォリにあるローマ皇帝ハドリアヌスの別荘跡で発見されました。頭部は古代のものですが、もともとの像の頭ではなく、後に組み合わされたものと考えられています。
作品は18世紀にイギリスの収集家チャールズ・タウンリーによって所蔵され、その後大英博物館に収蔵されました。
ミュロンの原作は、競技者が円盤を投げる直前の瞬間を切り取り、肉体の緊張感と動きのリズムを巧みに捉えており、古代ギリシャにおける 「均衡と調和」の理想 を象徴しています。