Souvenirs of Edo, vol. 1
歌川広重, 1850年
大英博物館 Room 92

この作品は、江戸の名所を紹介する挿絵本シリーズ『絵本江戸土産』の第1巻で、亀戸梅屋舗の満開の梅や賑わう茶屋の風景が描かれています。
当初は江戸の東西南北を巡る4巻シリーズとして制作されましたが、広重の挿絵の人気は非常に高く、後に追加で6巻が刊行されました。後半の3巻は恐らく広重の弟子である二代広重(1826-1869)が制作し、師の画風を忠実に踏襲しています。
カラー木版印刷で制作され、江戸時代の都市風景や名所案内、庶民の暮らしを知る貴重な資料としても価値があります。浮世絵の書籍表現を理解するうえで重要な作品です。