Rolling Ball Clock
不明(原案:Sir William Congreve), 約1820年
大英博物館 Room 39

このローリングボール時計は1820年頃の制作で、原案はSir William Congreveによるものです。サテンウッドのケースに収められ、鋼製の球がテーブル上を往復し、両端で仕掛けにより方向を反転させる構造です。
精度が良くない理由は主に物理的な要因によります。球の転がる速度は摩擦、空気抵抗、テーブルの傾きの微小な変化などに影響されます。また、球が両端で衝突する際のエネルギー損失や跳ね返りの不規則性も時間測定の誤差につながります。さらに、機構内の微細な摩耗やばねの弾性の変化も精度に影響します。そのため、現代の振り子時計やクオーツ時計に比べると誤差が大きくなります。この時計は精密な時間測定よりも、仕掛けの動きと視覚的な面白さを重視した装置です。