トゥイッケナム・スタジアム(ワールドラグビー博物館)World Rugby Museum and Twickenham Stadium Tour
キャベツ畑を買った男の名で呼ばれる、ラグビーの総本山
- 料金
- 大人 £12.50(博物館のみ)/£32.00(スタジアムツアー付き) / 子ども £7.50(5〜15歳、博物館のみ)/£21.50(ツアー付き)
- 所要時間
- 1〜2時間(ツアー付きは2〜3時間)
- 最寄駅
- Twickenham 徒歩15分
- 休館日
- 月
- 開館時間
- 火〜土 10:00〜17:00 / 日・祝 11:00〜17:00
月曜は原則休みだが、地元リッチモンド区の学校休暇の期間は開く。試合と催しの日はツアーが休止する。
料金・開館時間は変更されることがあります。訪問前に 公式サイト で最新情報をご確認ください。
8万2千人を収容する、ラグビーユニオン専用としては世界最大のスタジアム。イングランド代表の本拠地で、協会の本部でもある。東スタンドに入るワールドラグビー博物館は約4万点を収蔵し、イングランドとスコットランドが争うカルカッタ・カップの実物が置かれている。ピッチサイド、ロッカールーム、選手が芝へ出る通路を歩くスタジアムツアーと組み合わせられる。
このページの内容
着いてからの歩き方
トゥイッケナム・スタジアム(ワールドラグビー博物館)に着いたら、この順に見ていくと迷いません。
- 到着
月曜を外す。ウォータールーから列車で30分
ウォータールー駅から列車で30分ほど、トゥイッケナム駅から徒歩15分です。開くのは火曜から日曜で、月曜は原則休みます(地元の学校休暇の期間だけ開きます)。試合と催しの日はスタジアムツアーが休止するので、公式の開催カレンダーと日程を突き合わせてから行くこと。
- コツ
博物館だけか、ツアー付きかを先に決める
券が2種類あります。博物館だけなら大人12ポンド50ペンス、スタジアムツアーを付けると32ポンドです。ツアーはピッチサイド、ロッカールーム、選手が芝へ出る通路を歩くもので、所要が1時間ほど増えます。ラグビーに思い入れがないなら博物館だけでも十分に成立します。
- 見どころ
カルカッタ・カップは、溶かした銀貨でできている
展示の中心にある小さな杯です。1878年にインドのカルカッタのクラブが解散したとき、残った預金を銀のルピー貨で引き出し、溶かして鋳造したものです。取っ手はコブラ、蓋の上には象が乗っています。イングランドとスコットランドが1879年から毎年これを争っています。
- 見落としやすい
起源の逸話が、どう扱われているかを見る
「1823年にウェッブ・エリスがボールを抱えて走った」という有名な話には、同時代の証拠がありません。ワールドカップの優勝杯にその名が付いているにもかかわらず、この博物館は伝説として扱っています。展示がその線をどう説明しているかは、ここでしか読めません。
- コツ
スタジアムの呼び名が2つある
2024年に命名権が売られ、正式にはアリアンツ・スタジアムです。案内板も切符もこの名前で出ますが、地元の人も実況もいまだにトゥイッケナムと呼びます。道を尋ねるならどちらでも通じます。
キャベツ畑を 5,572 ポンドで買った男
1907年、ラグビー協会の委員だったウィリアム・ウィリアムズが、ロンドン西郊の10エーカーほどの土地を5,572ポンド12シリング6ペンスで買った。当時そこはキャベツ畑——市場向けの野菜を作る農地だった。
協会の中では反対が強かった。中心部から遠すぎる、あんな畑に金を出すのか、と。この土地には長いあいだ「ビリー・ウィリアムズのキャベツ畑」という揶揄の呼び名がついてまわった。ところが皮肉なもので、いまではその呼び名のほうが愛称として定着し、実況でも普通に使われる。
最初の試合は1909年、ハーレクインズ対リッチモンド。代表の国際試合は1910年のイングランド対ウェールズが最初である。以後100年以上にわたって増築が続き、収容は8万2千人に達した。ラグビーユニオン専用の競技場としては世界最大で、英国全体でもウェンブリーに次ぐ規模になっている。
なお2024年から命名権が売られ、正式な呼称はアリアンツ・スタジアムに変わった。切符にも案内板にもこの名が出るが、人はいまもトゥイッケナムと呼ぶ。
ラグビーの起源の話には、証拠が無い
博物館の収蔵は約4万点で、この競技に関するものとしては世界最大とされる。中心に置かれているのがカルカッタ・カップである。
由来が変わっている。1878年、インドのカルカッタ・フットボール・クラブが解散した。残った資金をどうするかという話になり、クラブは銀行から預金を銀のルピー貨で引き出し、それを溶かして一つの杯に鋳造した。取っ手はコブラの形、蓋の上には象が乗っている。翌1879年から、イングランドとスコットランドがこの杯を毎年争い続けている。
もうひとつ、この博物館が扱いに気を遣っているのが競技の起源である。「1823年、ラグビー校のウィリアム・ウェッブ・エリスがフットボールの試合中にボールを抱えて走り出した」——この話は世界中で語られているが、同時代の証拠は一つも無い。逸話が現れるのは出来事から半世紀以上あとの回想録で、しかも伝聞である。ワールドカップの優勝杯にその名が冠されているにもかかわらず、起源としては伝説として扱うのが現在の理解であり、展示もその線で組まれている。
豆知識
- 月曜は休み。ただし地元リッチモンド区の学校休暇の期間は開く
- 博物館だけの券と、スタジアムツアーを付けた券がある。ツアーはピッチサイド、ロッカールーム、選手用の通路を歩く
- 試合と催しの日はツアーが休止する。公式の開催カレンダーと合わせて確認すること
- ウォータールー駅から列車で30分前後、トゥイッケナム駅から徒歩15分。試合日以外は静かな住宅地である
- ローズ(クリケット)、ウィンブルドン(テニス)、ウェンブリー(サッカー)と並ぶ、英国の競技別の総本山のひとつ
場所とアクセス
みんなの口コミ
トゥイッケナム・スタジアム(ワールドラグビー博物館)を訪れた感想や、これから行く人に役立つコツがあれば教えてください。
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