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    ジャスト・ロンドンは、ロンドンの深層に迫る力量も器量もない中途半端な存在ですが、旅の判断をほんの少し整える一文が紛れていれば、それだけで存在理由になります。

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    おすすめ度3
    ジュエル・タワー(王室宝物庫)|ロンドン観光スポット

    ジュエル・タワー(王室宝物庫)Jewel Tower

    中世ウェストミンスター宮殿の記憶を今に伝える石造塔

    歴史・文化ウェストミンスター/セント・ジェームズを歩く
    料金
    大人 £6.60 / 子ども £5〜£17
    所要時間
    30〜45分
    最寄駅
    ヴィクトリア駅
    開館時間
    10:00〜17:00

    料金・開館時間は変更されることがあります。訪問前に 公式サイト で最新情報をご確認ください。

    ジュエル・タワーは、ロンドン・ウェストミンスターに残る中世王宮の貴重な遺構で、現在の国会議事堂(ウェストミンスター宮殿)のすぐ南側に位置しています。14世紀、エドワード3世の命により建設され、王の私的な財宝や豪華な衣装を保管するための宝物庫として使用されました。現在はイングリッシュ・ヘリテージが管理し、塔内部では中世建築の天井構造や、王宮の変遷を紹介する展示を見ることができます。壮麗な建築遺産が密集するエリアにありながら、比較的落ち着いて見学できる、歴史好きにとって見逃せないスポットです。

    このページの内容

    • 王の私物を守るためだけに建てられた金庫
    • 宝物庫のあとに来た、意外な使われ方
    • 豆知識

    着いてからの歩き方

    ジュエル・タワー(王室宝物庫)に着いたら、この順に見ていくと迷いません。

    1. 見どころ

      国会議事堂の生き残り

      1365年、エドワード3世が建てた宮殿の宝物庫です。1834年の大火でウェストミンスター宮殿がほぼ全焼したなか、焼け残った数少ない中世の建物のひとつ。いまの国会議事堂はすべて19世紀の再建なので、ここだけが本物の中世です。

    2. 見どころ

      王の私的な金庫だった

      「ジュエル・タワー」の名のとおり、王個人の宝石、銀器、高価な衣装を保管する“プライヴィ・ワードローブ”でした。国庫ではなく王の私物のための建物で、南と西を堀で守られていました。3層の各階に部屋があり、螺旋階段で上がります。

    3. 見落としやすい

      堀から出た品

      1950〜60年代に堀を発掘した際の出土品が展示されています。瓶、折れた剣、そして猫の頭骨。宮殿の裏側に何が捨てられていたかがそのまま並んでいて、王室の宝物より生活感があります。

    4. 見どころ

      アングロサクソンの剣

      11世紀のウェストミンスターの柱頭彫刻と、アングロサクソン期の剣が展示されています。国会議事堂が建つ前、ここが何だったのかを示す数少ない実物です。小さな建物なので、これらを見るのに30分もかかりません。

    5. コツ

      議事堂の向かいにある

      国会議事堂とウェストミンスター寺院のちょうど間、道路を挟んだ位置に立っています。目立たないので素通りされがちですが、この2つを見に来たなら数分の寄り道です。イングリッシュ・ヘリテッジ管理で有料、規模は小さめ。

    王の私物を守るためだけに建てられた金庫

    ジュエル・タワーは1365年から1366年にかけて、エドワード3世のために建てられた。目的ははっきりしていて、王の私的な財産を納めることである。国庫の金ではなく、銀器や豪華な衣服といった王個人の持ち物を置く場所だった。

    守りの固さが記録に残っている。錠前は18個購入され、堀を掘るために23人が動員された。石はメイドストンから船で98杯分運ばれている。ロンドンの中心にある宮殿の一角に、堀と多重の錠で囲った小さな塔を建てたということになる。

    塔が今も残っているのは、この頑丈さのおかげというより立地による。1834年の火災はウェストミンスター宮殿の大半を焼いたが、この塔は焼け残った。中世の宮殿の遺構として現存するのは、ウェストミンスター・ホール、聖ステファン礼拝堂の回廊とチャプター・ハウス、聖メアリー・アンダークロフト礼拝堂、そしてこのジュエル・タワーの4か所だけである。

    宝物庫のあとに来た、意外な使われ方

    王の宝物庫としての役目は16世紀に終わる。その後この建物は貴族院の記録保管所になった。ヘンリー8世がホワイトホールへ移り、ウェストミンスターが王の住まいではなく議会の場所になっていったためである。

    火から文書を守ることが主眼で、1621年に煉瓦の丸天井が、1718年から19年の改修では両階に石の丸天井が足された。これが効いた。1834年の火災で下院の記録はほぼ焼失したが、本体からわずかに離れて建っていたこの塔の記録は残っている。記録は1864年に新しいヴィクトリア・タワーへ移された。

    そのあと1869年から1938年まで、商務省の標準局が入った。下の階を検定室に使い、2階に重さ・体積・長さの標準器を納めていた。王の銀器を守った建物が、今度は度量衡の基準を守る建物になったことになる。

    一階には14世紀の石造の丸天井が、修復を受けないまま残っている。

    豆知識

    • 建物の外に、当時の堀の一部が残っている。テムズから水を引き込んでいた
    • 国会議事堂の向かい側、道路を渡ったところに単体で建っている。議事堂の一部だと思って探すと見つけにくい
    • 国会議事堂そのものの見学は事前予約が要るが、この塔は独立した施設として公開されている。議事堂の外観を見に来たついでに、中世の宮殿の内側に入れる数少ない機会になる

    場所とアクセス

    住所

    Abingdon Street, Westminster, London SW1P 3JY, UK

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    公式サイト

    ジュエル・タワー(王室宝物庫)

    english-heritage.org.uk

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