ハウスホールド・キャバルリー博物館The Household Cavalry Museum
英国近衛騎兵の歴史を体感できるホースガーズの博物館
- 料金
- 大人 £11.00〜 / 子ども £8.00〜
- 所要時間
- 45分
- 最寄駅
- 1. Embankment Station
- 開館時間
- 10:00〜18:00
料金・開館時間は変更されることがあります。訪問前に 公式サイト で最新情報をご確認ください。
ハウスホールド・キャバルリー博物館は、ロンドン中心部ホースガーズにある、英国陸軍で最も格式高い近衛騎兵連隊の歴史を紹介する博物館。1661年の創設から現在までの英雄や儀式、装備を間近で見学できる。実際の厩舎で騎兵が馬を手入れする様子も見られ、衛兵交代式と合わせて訪れると迫力満点。伝統と華やかさが詰まったロンドンの穴場スポット。
このページの内容
着いてからの歩き方
ハウスホールド・キャバルリー博物館に着いたら、この順に見ていくと迷いません。
- コツ
水〜日のみ。月・火は閉館
開いているのは水曜から日曜の10:00〜18:00(11月以降は17:00まで)。最終入場は閉館45分前です。大人£9.50前後。ホワイトホールの騎兵隊の建物内にあり、ウェストミンスターからトラファルガー広場へ歩く途中に寄れます。
- 見どころ
ガラス越しに厩舎が見える
この博物館の目玉は展示物ではなく、隣が現役の厩舎だということです。18世紀の馬房をガラス越しに覗けて、騎兵が馬の世話をしている様子がそのまま見えます。観光用の演出ではなく、実際の勤務中の光景です。
- コツ
衛兵交代は毎日ある
ホース・ガーズの騎兵交代は毎日11:00(日曜は10:00)。バッキンガム宮殿と違って開催日が限られておらず、人出もはるかに少ないので、至近距離で見られます。宮殿前の人垣に耐えられそうにない場合の代案として現実的です。
- 見どころ
馬に乗った衛兵が立つ番所
建物の正面、ホワイトホール側のアーチの両脇に、騎乗した衛兵が微動だにせず立っています。触れなければ写真は自由。ただし本物の任務中で、馬は蹴ることもあるので、近づきすぎないよう係員が見ています。
- 見落としやすい
軍装と勲章の展示
17世紀から続く近衛騎兵連隊の制服、馬具、勲章が並びます。儀仗兵として知られていますが、実戦部隊でもあり、アフガニスタンやイラクにも派遣されました。飾りではない部隊なのだと分かる展示です。
王が自分の首を守るために作った部隊
近衛騎兵(Household Cavalry)の創設は1661年、チャールズ2世の直命による。父チャールズ1世が1649年に処刑され、共和政のもとで11年間亡命していた王が、王政復古の翌年に真っ先に作ったのがこの部隊だった。
つまりこれは儀仗のための飾りの部隊として生まれたのではない。議会派に父を殺された王が、自分の身辺を守らせるために手元に置いた騎兵である。「英国陸軍で最も格式が高い」と言われるのは、単に古いからではなく、王個人の護衛という位置づけが今も続いているためだ。
現在の近衛騎兵はライフガーズ(The Life Guards)とブルーズ・アンド・ロイヤルズ(The Blues and Royals)の2個連隊からなる。1969年にロイヤル・ホース・ガーズ(ブルーズ)とロイヤル・ドラグーンズが統合してブルーズ・アンド・ロイヤルズとなり、1991年に両連隊が近衛騎兵連隊としてまとまった。統合後も制服・伝統・連隊長は別のままで、赤い上着がライフガーズ、青がブルーズ・アンド・ロイヤルズと見分けられる。
ここが「宮殿の正門」だった時代の名残
ホース・ガーズの建物は1750年から1759年にかけて建てられた。チャールズ2世が1663年に建てさせた建物の、18世紀における建て替えである。
なぜ通り抜けのアーチがこれほど立派なのか。ここがかつてホワイトホール宮殿からセント・ジェームズ・パークと王宮群へ向かう正式な入口だったからだ。宮殿は1698年に焼失したが、通用門としての格は建物のほうに残った。現在もこのアーチを馬車で通れるのは君主とごく限られた人物だけ、という慣習が続いている。
博物館が入っているのは、この現役の軍事施設の内部である。2007年にエリザベス2世が開館させた。展示室の隣が実際に使われている厩舎で、ガラス越しに馬の世話をしている様子が見えるのはそのためだ。観光用に再現した厩舎ではなく、勤務の風景がそのまま覗ける構造になっている。
豆知識
- 儀礼用の胸甲(キュイラス)は本物の金属製で、前後合わせて相当な重さがある。装飾ではなく、元は実際に刃を止めるための防具だった
- 儀仗兵として知られるが実戦部隊でもあり、アフガニスタンやイラクにも派遣されている。装甲偵察を担う部隊としての顔がある
- ホワイトホール側のアーチ脇に立つ騎乗の衛兵は勤務中で、馬は蹴ることがある。写真は自由だが、係員が距離を見ている
場所とアクセス
美術館・博物館ガイド
近衛騎兵博物館をじっくり見る
注目作品、所要時間の目安、開館時間、館内の回り方は美術館ガイド側にまとめています。
みんなの口コミ
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